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排水処理設備

最新技術である膜分離活性汚泥法処理のご提案

排水処理設備

排水処理設備について

膜分離活性汚泥法処理の豊富な実績により、最適なプラント設計、施工を行います。省エネブロワ、高効率散気管の採用による省エネ設計、遠隔監視システムの構築による迅速な保守管理対応を実施しています。

また、処理水を再利用することにより水にかかわるコストを大幅に削減する提案を行っております。

膜分離
活性汚泥法
(MBR)

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工場排水
再利用設備

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保守管理

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高効率散気管
改修

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省エネブロワ
採用

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汚泥脱水機
更新

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膜分離活性汚泥法(MBR)

昨今の人手不足、専任者不足を解決するために最新の処理法であるMBRの採用実績が多くなっております。
膜分離活性汚泥法処理(MBR)は活性汚泥法による生物処理の固液分離に膜ろ過を組み合わせた処理方法です。主な特長としては①処理水が非常に清澄で、再利用の原水として適している。②管理の省力化が可能。従来の沈殿槽による固液分離と比較すると沈降不良の懸念がないため圧倒的に管理が容易となる。③省スペース 生物反応槽を小容量化することができ、沈殿槽も不要なため省スペースとなる。

 

実例1.下水道放流から河川放流に切り替え

こちらのお客様は水をたくさん使用される岩手県内の製麺所。
膜分離活性汚泥法を採用頂き下水道放流から河川放流に切り替えました。
電気代など増加するランニングコストもありましたが、試算の結果下水道料金¥245/㎥が必要無くなりますので河川放流の方が圧倒的にランニングが安く済みました。
導入当時は先鋭的な設備でしたが現在も安定して稼働しております。

 

 

工場排水再利用設備

MF膜処理だけでは無くRO膜処理まで行う事で再利用法が拡大。各所に安心してご使用いただけます。

実例1.冷房設備電力削減とピークカットに成功。下水道料金の減免も受けられます

再利用水を工場の屋根散水やエアコン室外機への噴霧を行う事で夏場の冷房設備電気代や特に重要な電力のピークカットが最大30%と大きな効果を上げています。
またこれらの水は下水道に流れない事から、こちらの工場様では下水道料金の減免を受けております。
1日300㎥分の下水道料金削減になっています。

実例2.工場内で使用出来る井水が500㎥/d。再利用する事により700㎥/d相当の能力に

食品工場では食品に触れない水も工場内では沢山使われています。
外番重洗浄、床洗浄、車両洗浄、トイレ等。
1日に使える水の量が生産量のボトルネックとなる事から本設備をご採用頂き1日200㎥を再利用し工場全体での利用可能水量は700㎥に拡大しました。

カタログ(資料DL)

保守管理

排水処理設備は稼働してからがスタートです
専属スタッフが定期的に訪問し、各種計測、機器のメンテナンスを実施
微生物の状態など難しい事は弊社にお任せ、お客様は日々のスクリーン清掃と脱水機の運転が主たる業務になり専門的な知識は不要です。

1.専任者の高齢化による世代交代


排水処理は工場ごと、季節などによっても管理方法が異なり人をあてがえばうまく行くものではありません。専門家を育てるために時間も要します。膜分離方式に更新すれば専門的な知識が無い方でも管理可能です。排水処理場の仙人に任せっきりにしていませんか?

2.排水処理設備のIoT化と遠隔監視


24時間365日稼働の工場で排水処理も止められない、工場内の作業が忙しく排水処理まで見に行けないなどの声や見える化、ロギング機能による過去の運用状況把握などを行う為排水処理設備のIoT化を進めています。
パソコンやお手持ちのスマートフォンから運転状況の閲覧、異常時のメール発報なども可能です。
各機運転状況、処理状況は制御盤タッチパネルで全て閲覧可能です。

3.膜保証システム

膜の突発的な破損、6~10年程度の頻度で訪れる膜の全数交換。これらの費用を毎月定額で工事費込みにて利用可能です。費用の平滑化と何度起きるか分からない突発的な破損も保証されます。

高効率散気管改修

30年の実績で多種多様な散気管を利用してきました。各散気管ごとの特性、原水水質、排水処理設備の構造などから最適な散気装置の選定、アルファ値決定を行います。
工場操業状態での散気管交換のノウハウもございますので最適な施工方法にてご提案致します。

実例1.生産増で慢性的な酸素不足。ブロワはそのまま散気管交換のみでリッチなDOに

固定床の維持管理が困難だった為固定床撤去後、散気管はそのままご使用されているお客様でした。
塩ビ管に穴を明けただけの散気管は酸素溶解効率が悪く慢性的なDO不足が発生。
散気管を交換する事によりリッチなDOを確保。また連続運転が必要になっていた予備ブロワも停止する事ができました。
従来法の現場で工場稼働のままの施工でしたが、凝集剤など使用しながら無事工事を終える事が出来ました。

新設立型散気管

既設散気管

 

省エネブロワ採用

排水設備は、ばっ気ブロワ運転の電力が大きな割合を占めます。弊社では、ルーツブロワをターボブロワに更新することにより電気代、CO2削減の提案を行っています。

実例1.ターボブロワに更新で電気代の削減


よく見かけるVベルト駆動のルーツ式ブロワから機械損失を徹底的に削減したターボブロワに更新するだけでブロワに関わる電気代が20~30%削減。
運転音もルーツブロワと比べると大変静かで喜ばれました。
既設のルーツブロワは予備ブロワとして再利用します。
膜分離活性汚泥法との併用、DO連動制御、周波数可変速運転など制御方法もノウハウがあります。
既存設備との電気料金比較を行いますので安心してご採用いただけます。

脱水機更新

排水処理設備の維持管理で最も大事な汚泥濃度管理。脱水機に問題を抱えていると排水処理設備全体に悪影響となります。
排水処理設備のランニングコストの大部分のもう一つは汚泥処分費です。

実例1.老朽化した脱水機からの更新で産廃処分費削減


既設脱水機の脱水ケーキ含水率は90%程度。汚泥の状態は悪く無い為、脱水機更新と使用する凝集剤の変更で含水率80%を達成。
含水率には10%しか差がありませんが脱水ケーキ中の汚泥濃度は10%から20%と2倍になるため脱水ケーキ量が半分で済みます。
その結果産廃処分費も半分になり脱水機更新のイニシャルも数年で回収出来る見込みです。
工場ごとの原水の基質により適した脱水機が異なります。また凝集剤も汚泥の状態、原水の基質により異なりますので経験と実績が重要な製品です。